長寿番組のさだめ
っていうとものすごい大げさだけど。
テレビ東京で土曜22時から放送している
「新美の巨人たち」という番組があります。
「新」がつく前から大好きでずっと見ていて、
もう12~3年は経つんじゃないかなぁ。
KIRIN一社提供で10年くらい見てて、
2017年に損保ジャパンとの2社提供になって、
今年の4月からKIRINとへーベルハウスの1社提供に。
ずーっと小林薫がナレーションをしていて、
あるときから蒼井優の回が挟まるように。
一人になったと思ったら神田沙也加になって、
去年から市川実日子、この間から
貫地谷しほりに代わっていきました。
小林薫ナレーションに慣れすぎていて、
蒼井優のナレーションに
違和感しかなかったのを
今でも結構鮮明に覚えてます。
で、神田沙也加に代わって
ちょっと嬉しかったんだけど
可愛いんだけど、ちょっと違う感じ。
その時になって初めて、
蒼井優のナレーションは番組にあってる、
割といい声だったんだなって気付きました。
そしてそのあと、市川実日子になって、
これがもうなんとも言えず、抜群にあってる。
少しじとっとしていて、湿り気があって
重くてゆっくりした声の感じ。
仰々しい絵画や建築の説明にはぴったりでした。
そんな中で4月から貫地谷しほりに代わって、
またう~~~んのターンがやってきました。
貫地谷しほりは好きなんだけど、
この番組のナレーションには、ちょっと違う。
さわやかな声よりは少し粘りのある声がいいなぁ。
あと今まで提供読みってナレーションの人がやるか
読まないかだった気がするんだけど、
貫地谷さんになってから、突然
別の人が読んでてめちゃくちゃ違和感。
ものすごい商業臭を感じて、
どうしても受け入れられない。
ちょっとだけですが
テレビの裏側の仕事をしていたのもあって
いろんな事情があるのはすっごくわかるんだけど、
やっぱりやっぱり、大好きな番組の変化は
受け入れるのに抵抗があります。
長寿番組って、いろんな事情で
ずーっと同じことしてるわけにはいかないし
変化をしなければならないのもわかるんだけど
それまでの「型」が好きだった視聴者へは
なかなか馴染まないものになりますね。
去年からアートトラベラーとして
著名人が出るようになったのは、
そこまで抵抗なく受け止められたんだけどなぁ。
長く続けるのはすごいことだけど、
ずっと愛されるように続けるのは難しい。
それでも、私は美の巨人たちが大好きです(結局)
切り花のある生活もしたくて、
連れて帰ってきたトルコキキョウ。
薄いくすみピンクに、可憐な八重の花びら。
お花もスカートも、ボリュームたっぷりしたものが大好き。
こういうとき乙女だなって思う。
この光景は写真にも納めたくなるし、
絵にも表現したくなる美しさですね。
ちゃんとした花器がないから
ワインの空き瓶にいけてます。
素敵な花器を探しに行きたいなぁ。
↓応援いただけたら嬉しいです!