刹那主義者の正直ブログ

とにかく刹那的に生きてきたすんすんの、もっと正直に生きるためのブログ。お金とか植物とか美容とか普通のくらしとか。

【読了】暗幕のゲルニカ

以前読んだ楽園のカンヴァスが非常に面白かったので、
同じ作者のアートサスペンスということで読み始め。
が、なかなか世界に入り込めず進められなくて
しばらく放置してから向き合い直し、
残る3分の2を一気に読みきりました。

テーマのせいなのか、作品のせいなのか、
あまり好きになれなかったです。
好きになれないというか、しんどくて、受け入れがたい。

ピカソの大きな展覧会2つが
2008年に六本木で行われたとき、
ピカソ好きの母と一緒に観に行きました。
まとめて見れるなんてラッキー!と
意気揚々とまずは新国立美術館の展覧会へ。
当然大混雑で、どの作品の前にも人だかり。
せっかくの機会だからゆっくりしっかり観ていこうと
思っていたにもかかわらず、
その作品たちの持つあまりにも強すぎるパワーに
自分のエネルギーが奪い取られる感覚になり
体調を崩して早々に退散した記憶があります。
もちろん、サントリー美術館へは行けず。
単なる人酔いとは違う、作品を前にしたときの力。
スピリチュアルと言われるかもしれないけど、
そのくらい絵の持つパワーに圧倒されたのです。

それ以来、ピカソが苦手になりました。
別に嫌いでもないし、革命的で凄まじい画家だったと思う。
画集で見る分には全然問題ない。
ただ、生の作品に触れるのには覚悟がないとダメで、
その勇気がなかなか出ないだけです。
そして得意な人はいないと思うけども、
どうしても戦争というものが苦しい。

だからこそ、フィクションであるにせよ
暗幕のゲルニカがちゃんと入ってこなかったのかもしれない。

もう一回は読むことが難しい。
また読める日は、なにか変化があったときでしょう。



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